ご依頼の背景|紹介でつながった、信頼できる一台
今回ご紹介するのは、現行シビック TYPE R(クリスタルブラックパール)のセラミックコーティング施工事例です。お客様は兵庫県からのご依頼。当店で施工させていただいたお客様からのご紹介で、彩-irodori-をお選びいただきました。
当初は KAMIKAZE COLLECTION の MIYABI+ISM での施工をご予定されていましたが、タイミングも踏まえ、正規取扱施工店のみが扱えるプロ施工専用コーティング「YAMATO BOROPHENE シリーズ」での施工へと変更となりました。
「過去の経験も踏まえ、信頼できるコーティング業者に依頼したかった」——これがお客様の一番のご要望でした。大切な愛車を遠方からでも預けていただけることは、専門店として何よりありがたいことです。深谷市を拠点に、熊谷市・本庄市・行田市など近隣はもちろん、エリアを越えてこうしてご縁をいただけるのは、一台一台に向き合ってきた積み重ねがあってこそだと感じています。
施工前の車両の状態|濃色車ならではの繊細さ
入庫時の状態は、全体として軽度な洗車傷が見られる程度。新しい車両ですが、クリスタルブラックパールのような濃色・濃黒系の塗装は、わずかな洗車傷でも光の角度によってはっきりと浮かび上がります。だからこそ、施工前のチェックが仕上がりを大きく左右します。
◆ 点在する深い傷を、見落とさない
今回特に気を使ったのが、塗装面に点在する深い傷の拾い出しです。浅い洗車傷は研磨で比較的容易に整いますが、深い傷は見落とすとコーティング被膜の下に残り、後から目立ってしまいます。ライティングを変えながら一面ずつ丁寧に確認し、どこをどう処理するかを決めてから研磨に入りました。
施工の工程|洗浄から被膜の定着確認まで
◆ STEP 1|洗浄・下地処理
まずは Lil Detail lab. の VERSA でプレウォッシュを行い、ダメージの起点となる汚れを可能な限り非接触で除去。その後、KAMIKAZE COLLECTION の KMKZ ACID SHAMPOO でコンタクトウォッシュを行います。足回りは GARAGE THERAPY /ONE の Wheel Shampoo V2、タイヤは GARAGE THERAPY /ZERO の DECON で、ボディ以外もしっかり整えます。
◆ STEP 2|研磨(ペイントコレクション)
研磨は RUPES の LHR12E Duetto に、Masterize の ZERO を組み合わせて実施。先に拾い出した深い傷を確認しながら、塗装の状態に合わせて磨き込み、クリスタルブラックパール本来の深い艶を引き出していきます。付帯研磨も含め、コーティングの土台となる塗装面を整えました。
◆ STEP 3|下地プライマー+多層コーティング
仕上げの核となるのが、KMKZ PHPS CERAMIC PRIMER PRO による下地づくりと、その上に重ねる YAMATO BOROPHENE -Z-/-X-/-Y- の多層施工です。層ごとに役割を持たせながら丁寧に重ね、被膜の密度と艶の深さを高めていきます。
◆ STEP 4|長期お預かりで定着確認
施工後は被膜の定着確認まで含め、約1週間の長期お預かり。遠方のお客様だからこそ、納得できる状態でお返しするために時間をかけました。
施工のポイント
濃色車の仕上がりは「研磨でどこまで傷を整え、被膜でどれだけ艶を伸ばせるか」で決まります。点在する深い傷を見落とさず処理し、下地プライマーから多層で積み上げる——この積み重ねが、クリスタルブラックパールの濡れたような艶を引き出します。
使用した製品|正規取扱店専用コーティングを中心に
◆ コーティングの主役|KMKZ PHPS CERAMIC PRIMER PRO + YAMATO BOROPHENE
今回の被膜は、下地用の KMKZ PHPS CERAMIC PRIMER PRO と、その上に重ねる YAMATO BOROPHENE シリーズで構成しています。いずれも KAMIKAZE COLLECTION の正規取扱施工店のみが扱えるプロ施工専用の製品です。
ビフォーアフター|「新車より新車に」
施工前と施工後の比較です。各組とも左がBefore(施工前)/右がAfter(施工後)。クリスタルブラックパールの艶がどう変わったか、ディテールごとにご覧ください。仕上がりをご覧になったお客様からは「新車より新車になった。こんな色になるとは思わなかった」というお言葉をいただきました。
1フロントフェンダー〜ヘッドライト
2鍛造ホイール周り
3リアクォーター〜サイドパネル
4ボンネット〜カウル
